犬の訓練士マニュアル 実践!警察犬トレーニング
犬の訓練士を目指す人のため、犬のことをもっと理解したいという人のために、
警察犬訓練大会で準優勝した経験がある私が解説しています。
犬の訓練士マニュアル 実践!警察犬トレーニング > 目的別、性格別、子犬の選び方
ペットとして犬を飼うにしても、おとなしい子が合う人もいれば、ある程度 反発するくらいでないと、物足りないという人もいるでしょう。
ちなみに、「番犬」を目的として考えるなら、「訓練済みの子」を求めるのも手です。
(訓練犬、警察犬、として1から訓練を入れるには、40~50万、家庭犬でも30万くらいが相場と言われますが、いずれも訓練所次第なので、一概には言えません。)
「訓練済みの子」なら成犬ですし、破格値で譲ってもらえるかもしれません。
ただ、犬に、訓練がきちんと入っているのと、飼い主が言うことを聞かせられるかは、別問題なので、「訓練済みの子」の飼育を考えている人は、訓練士とよく相談してから決めるのがいいでしょう。
犬と人との相性はもちろん、犬は人を見ます!
出来るのにやらないのは、リーダーとして、認められていないのかもしれません。
犬を選ぶとき、懐くか懐かないかの判断は、私の場合、直感で決めます。
だいぶアバウトですが、これが一番、確率が高いです。
インスピレーションというか、ビビッとくるものがあるんですよ。(笑)
他の犬と群れで行動しているときに、不意をついて呼んでみます。
真っ先に興味を示し、自分の所へ走ってくるような子なら、相性はバッチリでしょう。
さらに、ショップや訓練所で、犬を個別に分けていない場所で、「この子を!」と決めたら、その場でリボンをするか、おなかにマジックで印をつけさせてもらうなど、判別できる状態にしておくことをお勧めします。
(もちろん、ショップの関係者、立ち合いのもとで)
犬の群れの中に戻してしまうと、どれがその子か、分からなくなるばかりか、他の人に、あっさり取られてしまい、後からトラブルになる可能性があります。
いずれも業者さんとの口約束だけで、安心しないようにしましょう。