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訓練士専門学校(一例)

ある訓練学校を例に取り、「犬の専門学校」の具体例について見てみましょう。

この専門学校では、訓練済みの犬の販売もしていました。

ちなみに値段は、50万円~130万円。(高っ)
これが相場なのでしょうか?
ちょっと、びっくりです。(汗)

施されている訓練内容によって、犬の値段も違いがあるようですが、訓練事態は、警察犬が受ける訓練に匹敵するくらいの「基本訓練~高等訓練」みたいです。

<訓練内容>(犬の年齢、2歳が主流)
「招呼」「休止」「立止」「持来」「脚側停座」「脚側行進」「障害飛超」

<家庭犬のしつけ内容>
(2ケ月間)
●小型犬~中型犬、7万円~
●大型犬、8万円~
●超大型犬、10万円~

(6ケ月間)
●小型犬~中型犬、5万円~
●大型犬、6万円~
●超大型犬、8万円~

※訓練期間中、犬は訓練所に預けることになります。
(訓練期間中の面会は、基本的に出来ません!)

そして、よく聞くのが、「訓練所に出したのに、全然お行儀良くないね~」です。(汗)

いくら犬が、訓練の内容を教わって家に戻っても、それを生かせるか生かせないかは、実は飼い主さん、あなたにかかっているのです!(ドキッ)

というのも、確かに犬は、教えられたことをきっと、ちゃんと覚えています。

それでもいうことを聞かないのは、飼い主さんである、あなたに甘えているからです。

「やりたくな~い。忘れちゃった~。ごめ~ん」
と、ローラちゃん口調で甘える、ワンちゃんの声が聞こえてきそうです(爆)

その証拠に、きっと、訓練士の前では、びしっと凛々しい姿を見せてくれるはずです。

だって訓練士は、飼い主さんの前ではニコニコして人当たりよく見せてはいますが、犬に向き合ったとたん、きっと目で威嚇しています・・・。

ワンちゃんはそれを見て、恐ろしさに震えながら、淡々と教えられた訓練をこなすのです。
怖っ・・・。(あくまで想像ですが、汗)

だからこそ、本当は飼い主さんにも、トレーニングを受けてほしいのです。

ということで、この専門学校では、飼い主さん用のトレーニングメニューも用意してました。(さすがです!) ちなみにお値段は、40分で、4000円。

高いお金を出して、しつけをしたのなら、家に帰ってからのアフターケアは、飼い主さん次第なのです・・・。

注)警察犬訓練士と名乗っていても、本当に警察犬の訓練法を教えてくれるとは限りません。
(一般家庭で飼う場合、警察犬訓練は必要ないからです)

訓練学校で教えてくれるのは、犬同士のコミュニケーションの取り方や、犬社会の団体での遊び方、チームワークの形成の仕方などです。

いわば、「犬の幼稚園の先生」という感覚の位置づけになります。