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警察犬7犬種

現在、警察犬として認定されている犬種は、以下の7種類です。

なかには、小型犬の警察犬の認定もされてる地域もあるようですが、正式に認定されるのは、まだ先のようです。

シェパード

警察犬と言えば、一番に名前が挙がるのが、この犬ではないでしょうか?

警察犬として仕事をさせる犬としては、プロフェッショナルの大型犬です。

元々は、羊を追う牧羊犬としてして使われていました。
むかしは、狼の群れと出会うこともあったようです。

そのため、野生の狼に襲われても、勇敢に立ち向かえる気丈さと、戦う強さを持ち合わせた犬が重宝されたようです。

自然界を生きる人たちにとって、家畜を守るためには、性格の強い犬種でなければ、太刀打ちできないということですね。

性格は、素直、従順、勇敢。物おじせず、判断力に優れている。
また、落ち着きがあることも利点の1つです。

ドーベルマン

尖った立ち耳、短いしっぽが特徴で、凛々しく精悍な顔つきが印象的な大型犬種です。

耳としっぽは、生まれつきのものではなく、「断耳」、「断尾」して 形作られたものです。

プードルも同じですが、生き物の身体にハサミを入れるので、ためらいがある人は、ペットショップの人にやってもらうか、そのままの姿で育てることになります。

そのままの姿でも充分に可愛らしいので、ペットとして飼う場合は、生まれたままの姿で、育ててあげてもいいでしょう。

性格は素直で、判断力に優れています。

気は強いですが、リーダーには従順なので、育て方を間違えなければ、立派な番犬になります。(他人なら、姿を見るだけで、充分、迫力ですからね、笑)

また、デリケートな性格のため、叱りすぎると弱腰になり、臆病になる場合もあります。

エアデールテリア

テリア種は、一般的に気が強いと言われますが、素直で従順なので、飼いようによっては、いい番犬になります。

性格は、明るい、勇敢、好奇心旺盛です。

コリー

「名犬ラッシー」で有名になった大型犬。長く美しい毛並みが、魅力的な犬種です。

シェパードと同じく、牧羊犬として活躍していました。

性格は、素直で賢く、陽気。従順で、人が大好きです。
好奇心旺盛で、感情が高ぶりやすいので、扱いに注意が必要です。

ボクサー

前足が、太く力強いのが特徴の中型犬。

土佐犬と同様、ケンカをさせて賞金を掛ける、という、野蛮な遊びにも使われていました。

性格は素直で、好奇心旺盛、見た目に似合わず、臆病な一面もあります。

ラブラドールレトリバー

レトリバー犬種は一般的に、性格が穏やかで扱いやすいと言われます。

なので、犯人を追い詰め襲い掛かる、鞄などを死守する、みたいな「仕事」には向いていません。

主に「盲導犬」や「麻薬犬」など、穏やかな仕事に使われることが多いです。

しかし、見た目によらず頑固で、しつけには手を焼かせられることもあります。

母性本能が強い犬種なので、大型犬ですが、子供の遊び相手にも向いています。

性格は、素直で明るく、従順です。
愛情溢れる性格をしているので、落ち込む人を慰めたりしてくれます。癒し系ですね(笑)

ゴールデンレトリバー

ラブラドールと同様の、レトリバー種ですので、荒々しい仕事には向いていません。

行方不明者を探す仕事や、犯人の足取りを追う捜査、などに使われます。

性格は素直でおっとりしています。
従順さでは、犬の中でも群を抜くほどです。